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2017年12月20日水曜日

2017年まとめ


こんにちは。GICスタッフのYumaです。
気づけばもう年の瀬!みなさんにとって2017年はどんな年でしたか?


今年は僕にとってもいろんな意味で飛躍の年になりました。英語について考える機会がたくさんありました。

今日はこれまでの経験から、ざっくりと英語を学ぶためになにが必要かを書いていきたいと思います。具体的な方法ではありません。外国語を習得することは長期戦ですので、長くモチベーションを保つために必要なことについて書いていきます。

もし具体的な方法を知りたい方は、このブログを読んだあと、ぜひコメントでご連絡ください。あなたに合った学習方法のアドバイスができると思います。


英語を話したいですか?

インターネットにある情報をいろいろ見ていたときに、こんな統計をみつけました。

  • 成人の80%が英語を使えるようになりたいと思っている。
  • 小学生から高校生までの児童・生徒の91.4%が「英語を話せるようになりたい」と回答している。
    (平成3年の文部科学省の「教育の国際交流に関する実態調査」より)

おそらく、英語への関心は一般的にその他の外国語への関心よりも高いのではないでしょうか?個人的に、英語を話せずにその他の外国語(フランス語やスペイン語)を話せる人にほとんど出会ったことがありません。(英語は話せないが中国語なら話せる、という人には出会ったことがありますが…)


このブログを読んでいただいているということで、いまこの文章を読んでいるあなたも「英語に関心がある」と想定してお話をつづけます。

質問です。
「英語を話したいですか?」

「はい」と答えた方、ではいま、どんな英語の学習をしていますか?

  • 英会話学校
  • TOEICや英検
  • 単語や文法をひたすら覚える
  • その他
さっきの質問で「英語を話したい」「はい」と答えられましたよね?

いま現在の学習で、あなたが英語を話す時間量はどれくらいでしょうか?
40分?2時間?

「英語を話したいけどなかなか話せない」という人の特徴は、英語を話す時間が圧倒的に短いというところにあります。英語を話すために英語を話す練習をたくさんしなければ当然英語を話せるようにはなりません。

もちろん、英会話学校でネイティブの先生に使いやすいフレーズやTOEIC・英検の勉強で知識を増やすのも大切です。ですがそれがあまりにもメインになってしまって、本質的に大事で優先すべきである「たくさん話すこと」を見過ごしている人がいます。

僕は仕事関係などでたくさんの海外滞在経験者と会ってきましたが、その人が英語を上手に話せるかどうかは必ずしもその人の滞在期間に比例しているとはかぎりません。海外にいた期間が短くてもペラペラ話せる人もいますし、期間が長いにもかかわらず全然話せない人もいます。結局は「英語をたくさん話していたかどうか」が英語上達のカギなのです。


英語を話すために


もう一度質問します。
「英語を話したいですか?」

「はい」と答えられた方。素晴らしいです。
ですが、なんのためにですか?

  • 仕事で使いたい。昇進しやすくなる
  • 近所に外国人がいて、コミュニケーションをしたい
  • 将来海外に出て、人生の視野を広げたい
  • 子どもに英語を話せるようになってほしい
  • あこがれ。話せたら格好いいと思う

理由はなんでもいいと思います。ですが、最初に固い決意をしなければ、長期戦の語学学習は長つづきしません。冒頭に8割の成人が英語を使えるようになりたいと書きましたが、ほとんどの人は憧れで終わるか、ちょっとかじって挫折して終わります。そうならないために、自分の人生に照らし合わせて具体的な目標を立てることはとても重要です。

仕事が忙しいかもしれません。家事が終わらないかもしれません。育児は大変だし、突然の予定が入るかもしれません。でもだれも、あなたのスキルのためにあなたの代わりに英語の練習をしてくれる人はいません。あなたが英語というスキルを身につけるためには、あなた自身が無理矢理にでも努力する必要があります。その努力ができない人には、外国語学習はあまりオススメしません。


質問です。
「あなたにとって固い決意はなんですか?」

英語を話せるようになれば変わること、未来がどんなふうに変わるか、良いことを想像してみてください。あなたが努力して英語を身につければ、未来は必ずいまより違ったものになります。

上に箇条書きにしたようなものでかまいません。ぜひあなたの目標や夢を書き出してみてください。そしてそれを絶対に叶えるという決意で挑めば、英語学習をしている途中で挫折することは少ないと思います。


外人になっていく自分を許容する

もう一つ、日本人が英語を学ぶ上でもっとも大切にしないといけないのは、「外人になっていく自分を許容する」ことです。

たびたび目撃するのは、英語を話したいけど話すのが恥ずかしいといった人たちの姿です。あなたは恥ずかしいのかもしれませんが、聞いている側はどうしてあなたがそんなに恥ずかしがっているのかわかりません。恥は英語をたくさん話すための障害になります。

日本語を話している私たち日本人にとって、外国語を話す際に障壁となるのは「日本語にくっついている文化をそのまま外国語にも用いてしまう」ことです。例えば上にも書いた「恥」です。英語圏でない国の人を見ていると、彼らが英語を話すことを恐れ、恥を感じているといったふうにみえません。それは彼らが英語を話せるようになるためにすべきことをきちんとわかっているからです。それは「英語をたくさん話す」です。

この点に関してオススメの学習方法は「イミテーション(真似)」や「シャドーウィング」です。その人が話している話し方の抑揚、身振り手振りもふくめて真似をすると、自然と英語の話し方が身についてきます。

例えば、好きなアメリカ人俳優の話し方や身振りを徹底的に研究し、その人になりきる。「自分に興味のある対象」を通して英語を学んでいれば、勉強をしているという気にもならないので、苦痛にも感じません。

また「徹底的に」というのは、その人が使った単語や言い回しすべてを書き留め、反復して口に出して練習することを意味します。その人がその単語を言ったときの気持ちや考えを想像してみると、楽しんで学習できるかもしれません。

身振り手振りをふくめる理由は、それによって英語を学びやすくすることもありますが、実は「言葉はコミュニケーションの7%〜40%を占めている」という研究結果があることからわかるように、ボディランゲージも言語と同じように非常に重要だからです。日本人的なボディランゲージから脱却して、外人のようにふるまう自分を許容するということの重要性は、ここにもあるのです。

なかには「恥ずかしすぎてそんなことできない」という人もいるかもしれません。あなた自身のプライドを守ったり、他人の目を気にしていたり、そんなふうに生きているうちは、あなたにとって英語を身につけるということは難しいと考えていたほうがいいかもしれません。

最初は笑われるかもしれません。ですがしばらく経って、英語をペラペラと話すあなたを見て、だれも笑えなくなるような将来が待っていることも想像してみてください。いま現在の屈辱を噛み締めて行動しつづけるか、将来の夢に生きるかのどちらを選ぶかは、いまのあなたの固い決意にかかっているのです。


最後に

質問です。
「英語を話したいですか?」

「はい」と答えられた方、素晴らしい!ではその決意をもって英語を学んでいきましょう。あなたは一人ではありません。多くの人があなたと同じ苦しくつらい長い道のりを歩んで英語を身につけていきました。

もし英語学習について悩みや相談がある方は、ぜひご連絡ください。できるかぎりのアドバイスをさせていただきます。


Genesis Collegeが毎月開催するGenesis Cafeは年末のために2回分お休みいたします。次回の開催は1月17日(水)を予定しています。みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

それでは、よいお年を!



Photo by Brigitte Tohm on Unsplash